レンズのピン調整
デジタル一眼レフを使用していて、AFでピンを合わせてもできあがりの写真を見ると合焦した部分にピンが来ていなくって、実際にはその前(前ピン)後(後ピン)にピンが来ちゃうことってあるよね。
カメラ本体とレンズとの関係らしいんだけど、その辺を調整するにはサービスセンターまで送らないとダメで、送料や調整費用を考えると二の足を踏んでしまい、「まっ、いいか…」ってことになっちゃう。
PENTAX K20DやK-7では20種類のレンズを個別にカメラ内で調整し、その調整値を記録させることができるんだけど、S-NETで使用しているモデル(K10D、K200D)ではその機能がない!
しかし、サービスセンターで調整する場合もカメラ本体側で調整するわけで、何らかのサービスコマンドがROMに書き込まれてて、それを呼び出すことによってユーザー自身がピン調整できるんじゃなかろうか…ってことで、K10Dの場合は早々に「うらメニュー」なるものが発見されて便利に使ってたわけだ…しかし、メーカー側からすればあまりその辺をいじって欲しくないってことで、ファームウェアのアップデートで「うらメニュー」呼び出しコマンドを封印してきた。
最新の機能を使用するためにはピン調整を自分でするのは諦め、全てをサービスセンター任せにすることになる。
そんなメーカー側のご無体な処置に屈しなかったロシア人が新たなコマンドを発見した。
これは、SDカードのRoot内にスクリプトを書き、起動時にそれを読み込ませてうらメニューを表示させるって方法で、実にスバらしいやり方を発見してくれた。
このスクリプト、PENTAXのデジタル一眼レフカメラ全てで使用できるので(ファイル名は違うが)、ピンズレを起こしているレンズ調整に威力を発揮すると思う。
この写真は、縦に若干ずらしてフィギュア(鉄道娘)を3体並べ、真ん中のフィギュアに合焦させ、K200Dに激しく前ピンだったTAMRON AF28-200mm F3.8-5.6 XR Di Aspherical Macro (A031)のレンズを装着し、試し撮りもせずにAF調整値を見当で「ー170um」にしてから撮影(絞り解放)したデータなんだけど、一番後のフィギュアと最初のフィギュアとのボケのバランスが違ってる。
この場合は後ピン寄りだと判断してイイ訳で、等間隔に並んだ被写体なんだから、真ん中に合焦したらその前後のボケは理屈上は同じにならなくちゃならないよね。
それで、「うらメニュー」を使用してピン調整をしてみた。
調整チャートはこんなの。
これをプリンタで打ち出して、水平な台に置き、三脚に乗せたカメラで45°の角度から広角側の絞り解放で撮影して合焦部分を確認し、調整してから再度撮影してを繰り返す。
上記の条件で撮影したチャートの一部分を拡大するとこんな感じ。
左側に写っている黒くて太い線がセンターで、ここを狙ってAFで合焦させる訳だね。
見て分かる通り、ピンが来ているのはセンターから後側(写真上方)になってるのがよく分かる。
特に20mm部分を見ると手前のボケが激しくって、これじゃAFでピン合わせてもダメじゃん。
AFのピン調整をしたのが下の写真。
これを見るとセンターの前後が比較的同じようにピンが来ているのが分かる。
この状態で一応はピン調整が完了ってことになるんだけど、悲しいかなカメラ本体での調整はそのカメラ全体に対しての調整値であって、個別のレンズに対してってことじゃない。
つまり、レンズを交換しちゃうと、この調整値にカメラが合ってるので、別なレンズの場合は逆にピンが来なくなっちゃう可能性があるってこと。
K10Dでこの「うらメニュー」でAFのピン調整ができることが発見された時、所有している個々のレンズで調整値を書き出して一覧表を持ち歩き、その場その場で使用するレンズに合わせて調整値を変更している人が多かったらしい。
まぁ、K10Dには170-500mmしか使わないつもりなので、K10Dはそれでいいんだけど、K200Dの場合はどこへでも持ち歩くのでこの調整機能…どうよ? って感じかな。
でもさぁ、カメラ内でレンズのピン調整ができるのって正直スゴイって感心するよ。
PENTAX使いのみなさん、お気に入りのレンズのピン調整をしてみては如何?
調整後に庭の花を撮ったもの…あれだけピンズレに悩まされたTAMRONだけど、まぁ、これだったら合格点かなって感じ。
それにしても使用しているとピンズレは発生するものなので、メーカーとしては何らかの手段を提供すべきだと思うなぁ。
カメラ: PENTAX K200D
レンズ: TAMRON AF28-200mm F3.8-5.6 XR Di Aspherical Macro (A031)
コンバージョンレンズ: なし
色空間情報: sRGB
撮影コントラスト: 標準
個別画像処理: 通常処理
Exif バージョン: 2.2.1
露出補正値: 0
露出モード: 露出自動
露出プログラム: ノーマルプログラム
露出時間: 1 / 320
フラッシュ: ストロボ発光せず、強制発光モード
対応 FlashPix バージョン: 1.0
F ナンバー: 7.1
レンズ焦点距離: 200
35 mm 換算レンズ焦点距離: 300
ISO スピードレート: 100
測光方式: 分割測光
撮影彩度: 標準
撮影シーンタイプ: 標準
センサー方式: 単板カラーセンサー
撮影シャープネス: 標準
被写体距離レンジ: 近景
ホワイトバランス: ホワイトバランス自動
カスタムイメージ: 雅
ファインシャープネス: OFF(+----)
ダイナミックレンジ: OFF(----%)
サポート機材: なし
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)






































最近のコメント