IBM NetVista
お客さんが仕事で使用している「IBM NetVista A30P」(Windows XP Professional)が起動不能になり、先日からS-NETで修復をしていたんだけど、最近のPCにはRecovery CDが付属していない商品も多く、このA30PもRecovery CDが付属していない。
ってことは、
「Recoveryする時にはどうするの?」
ってことになるよね。
それで利用する手段として、HDDの一部分をRecovery Diskとして最初から占有されており、いざって時にBiosからDefaultを読み込んで、そのRecovery Diskから起動させ、HDD内をフォーマットし、購入時の状態に戻すって手段(Disk to Disk)が用意されている。
しかしだ…この方法では、HDD自体のダメージはなく、普通に近い状態でそれこそ普通に起動できる環境でのRecovery方法で、何らかの原因でHDD自体にダメージを受けた場合、Recovery Diskが記録されているHDDを読み込まないわけで…そうなるとお手上げってことになっちゃうじゃんねぇ。
別にWindows XPのインストーラーを持ってる御仁の場合、起動の優先順位をCD/DVDにして、そっから起ち上げりゃインストールできるんだけど、PC買った状態で別途用意している奴なんかいやしないよな。
S-NETでWindows XP(HomeEdition)所有しているのは、MacでWindowsを動かしてエロゲーしたいって、それこそ今まで持ったこともないくらい強力な意志が働いたので高い金を出して購入したけど、最初からWindowsでエロゲーしてる同士はよっぽどのオタッキーじゃないと買わんだろ?
そんなこんなで、何とかDisk to Diskができないかと思い、また、せっかくなのでお腹の中も見たかったってこともあり開腹してみた…イヤ、修理ってレベルじゃないから、最初から諦めているんだけどね。
真ん中にあるでかいファンが付いている先にはCPU(Pentium 4)に直接触れているヒートシンクが見える。
最初、電源を入れてもこのファンが回転しなかったんだよね。
何故かと言うと…ゴミやチリがファンの軸に絡み付いてて回転を阻害してたって訳。
キレイに取り除いてあげたら勢いよく回り始めて一安心だったんだけど、電源部のファンも同じ状態でさぁ…それもキレイキレイしてあげた…購入して7年も経つとね、やっぱ中はホコリだらけになっちゃうし、それらのホコリが電気的な性質を持っちゃう(帯電しちゃう)から厄介だよね。
電源投入するとHDDは動いているようだけど、Windows XPの「ようこそ」画面は表示されずに、勝手に再起動してBios画面へ行っちゃう。
マザーボードを確認するも、外見的にはそれほどダメージを受けている印象は受けないが、偶然に起動した状態でシステムを調べたところ、どうもMemory Moduleにエラーが見られるらしく、安定性を望むためには交換になりそう。
HDDはやっぱり回転はしてるもののこの状態ではど〜にもならないって感じで、やっぱこれも交換になるね。
起動できなくなる最初の症状がモニタへの出力だった(解像度と色数が最低になっちゃって変更できない)ので、Video Boardも交換対象になるかな。
しかし、Windowsに導入されているDisk to Diskの考え方ってどうなんだろ? 決して使い勝手がイイもんじゃないし、今回のようにHDDを新たにするにはWindows XPのインストーラーを新規に購入する必要が出てくるんだぜ! そんなバカなことってねぇ〜よな!
もう暫くNetVistaと対峙しなくちゃならないって思うと、段々と気が滅入ってくるよ。
新規にWindows XPをインストール(Recovery)しているところ…しかし上手く行かない…マザーボードもダメージ受けているかも…毎月のメンテナンスで毎回必要な箇所のチェックはしていたんだけど…こうなっちゃうと責任感じるなぁ…
ってことで最後の手段…NetVistaをTargetDiskで起動させ、iMacの外部HDDとして認識させることに成功した。
次に、iMacからNetVistaの内蔵HDD内にあるRecovery Disk(であろう部分…っていうか全部)をiMacの外付けHDDに移してからNTFSフォーマットを実施。
次にiMacのParallels(Windows XP HomeEdition)を起動させて、NetVistaに対してDisk to Diskを仕掛けてみた。
一応、何となく成功したようで、再起動後は無事にWindows XPの起動画面が現れた。
しかし、この後のアップデート作業(Service Pack 2 & 3)や諸々の作業に無事堪えられるかどうか微妙なところ。
ここまでハードを修理したのって久し振りだ…もう二度としたくないと痛感している。
ほとんど徹夜………Service Pack 3までのインストールが無事成功したけど、後はお客さんが使用するアプリケーションやドライバが入ってどうなるか。
今回の修理に助言をもらった東京のSEに、
「Windows PCを7年間もノートラブルで動かし続けたのって単純に凄いと思う」
って労いの言葉を頂いた。
IBMの正式な検査等をした場合、基本料金で約1万円ほど、各種検査項目が多くなると費用が嵩むし、往復の送料まで考えると数万円になる。
そこで、知り合いに原因として考えられることを聞いてみたのだが、
「ファンが回転していなかったことから、熱により回路が誤動作をしたんじゃないのか?」
って回答をもらった。
つまりは、起動中に冷却ファンが回転していなかったので筐体内に熱がこもり、マザーボード上の端子部分が発熱して、メモリやビデオボードがダメージを受けたってことらしい。
デスクトップの場合、ノート型に比較して筐体内には空間があるのだが、長い間この様な状態が続いたための結果になったってことで、iMacで吸い上げたWindows XPのシステム(ソフト面)に関しては全く問題はなかった。
これからはハード面に関して、PCの置かれた環境等を十分に考慮して内部も確認しなくてはならないのかも知れない。
やっぱ、iMacでNetVistaのデータをエンコードしたりした所為で調子悪くなった。
まぁ、外付けHDDはデータ移す段階で諦めていたけどね…やりたくなかったなぁ…この方法。
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